店舗や施設、イベント会場などでの屋外看板(屋外用スタンド看板・屋外立て看板・外置き看板)は、ブランドの「顔」として、第一印象を決め、集客力を左右する非常に重要なツールです。晴れた日だけでなく、雨風、強い日差し、さらに冬の寒さ、夏の高温など、屋外の過酷な環境の中で長期間使用すると、素材の劣化や文字の色あせ、転倒事故などさまざまなトラブルが発生します。
そのため、看板を選ぶ際には「耐候性」「安全性」を最優先し、さらに「設置のしやすさ」「メンテナンス性」「デザイン性」など、多方面からのバランスを取ることが欠かせません。
本記事では、屋外看板の選び方を基礎から応用まで幅広く解説し、おすすめ商品の具体例も交えて、実際に使えるノウハウを詳しくお伝えします。これを読めば、コストパフォーマンスに優れ、見栄えも良く、耐久性もある屋外看板を選ぶ自信が持てるはずです。
屋外看板が果たす役割とは?
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視認性の確保/認知向上
道路沿いや歩道沿い、建物の壁面、駐車場入口など、自然と目を向けてもらえる位置に設置し、文字の大きさ・色・明暗・ライトアップ・反射材を工夫することで遠くからも分かりやすく。 -
誘導・案内としての機能
営業時間・入口・駐車場など重要情報を的確に伝え、お客様の迷いを減らす。 -
ブランドイメージ・信頼性の構築
素材・仕上げ・デザインの品質が見た目の信頼度に影響するため、丁寧な作りの看板はブランド価値を高める。 -
マーケティング/販促ツール
セールやキャンペーン、新メニューの告知などを期間限定で掲示することで通行人の目を引く。
屋外看板を選ぶ際のポイント
① 耐候性(雨・風・紫外線に強い素材とは?)
素材選びは最も重要な要素のひとつです。以下をチェックしてください:
- アルミ複合板:軽く、錆びにくく加工性あり。だが直射日光下での表面の膨張・色あせには注意。
- ステンレス:非常に耐久性が高く、海沿いや高湿度の場所に適する。コスト高で設置・運搬が難しい場合も。
- 塩ビシート / PVC:デザイン性・コスト面では優れるが、紫外線や熱劣化のリスクあり。
- 内照式LED + アクリル/ポリカーボネートカバー:夜間視認性抜群。ただし電源・配線・内部防水性を確認すること。
② 安全性(転倒防止・法令順守)
- 風対策:注水式ベース・重し・風通し構造などで強風時の転倒を防止。設置場所の予想風速を考える。
- 脚部・支柱の強度:フレーム・接合部の構造を確認。防錆ボルトやステンレスネジなど。
- 夜間視認性:反射材・照明付き・内照・外照のいずれかを検討し、夜の認知性を確保。
- 法規・条例チェック:屋外広告物条例・電気工事条例・公共地利用など、設置の許可・届出が必要なケースも多い。
③ メンテナンス性と設置のしやすさ
- 表示の差し替えが簡単な仕組み(差し込み式・ポスターインサート式など)。内容変更の頻度と相談。
- 運搬・移動のしやすさ:軽量素材・折りたたみ・キャスター付きなど。
- 清掃・補修のしやすさ:防汚加工・撥水性・補修パーツの入手可能性。
おすすめの屋外看板タイプ・用途別比較
タイプ | 長所 | 短所 | 最適用途 |
---|---|---|---|
屋外用スタンド看板 | 移動可能でコスト低め | 強風に弱く、表示面小さいことがある | テイクアウト店・臨時案内・イベント |
屋外立て看板(大型パネル等) | 視認性が高く固定設置で安定感あり | 設置費用がかかる・許可が必要なことも | 道路沿い・商業施設の案内など |
外置き看板(ポール型・LED看板など) | 夜間視認性が良く永続性あり | コスト・電源確保・許可などの手間あり | 夜営業店舗・交差点・施設入口など |
誉PRINTINGおすすめ!人気の屋外看板商品
角RブラックA型看板
特徴:面板をスライドさせて取り換えが可能。
丸いフォルムでしっかりした素材、軽量で面板スライド式の使い勝手の良い両面スタンド看板です。
おすすめ用途:店舗前/小規模路面店/歩道沿い。
電飾看板 TMY-700
特徴:スマートなデザイン。
内部光源の使用の蛍光灯型LEDをリニューアル。
点灯時の表示面発光と安全性に配慮した設計により効率の良い配灯に見直しました。
おすすめ用途:店舗前/道路沿い/イベント/展示会/飲食店(夜間)
A0両面スタンド 屋外タイプ
特徴:A0サイズのメディア対応。片面、両面ディスプレイ可能。屋内屋外で使用可能。タンクに注水するので屋外においても頑丈で安心。
おすすめ用途:店舗用看板/期間限定プロモーションなど。
屋外看板設置時の注意点とよくある失敗例
チェック項目 | 内容 | 失敗例 | 回避策 |
---|---|---|---|
風圧・転倒対策 | 注水式ベース、重し・風通し構造など | 看板が倒れてパネルが破損/通行人への危険 | 重しを使う/強風耐性設計のものを選ぶ |
紫外線・色あせ | UVラミネート・耐候インク・クリアコート | 文字やデザインが薄くぼやける | 面板交換可能タイプや保証付き商品を選ぶ |
水・湿気の侵入 | 防水シール・ゴムパッキン付き接合部 | 内部サビ/電装品の故障 | 接合部点検・定期メンテナンス |
夜間視認性不足 | 照明・反射材の使用 | 夜になると看板が見えない | 照明追加/反射素材を使う |
法令・許可の確認 | 広告物条例・公共地使用など | 設置後に撤去命令・罰則など発生 | 自治体相談・申請書類の準備 |
メンテナンス手間の過小見積もり | 清掃・部品交換・色あせ補修など | 看板が汚れて放置/印象悪化 | 交換しやすい構造・予算を確保する |
まとめ|耐久性・安全性を備えた屋外看板で集客力アップ!
屋外看板は、ただ「見せる」だけでなく、「守る」こと、「安心して使い続けられること」が集客力・ブランド力を長期的に支える要素です。以下の要点を押さえて選ぶことで、失敗を減らし、投資の回収を促す看板になります。
- 設置場所の気候条件・風の影響を必ず調べる
- 素材・仕上げ・構造に耐候性のあるものを選ぶ(UV・防水・防錆など)
- 安定性を重視し、転倒防止・重し・固定方法を確保する
- 夜間の視認性を確保するために照明・反射材・電源なども考慮する
- メンテナンス性・表示更新のしやすさを見越した設計を選び、コストと手間を見積もる
先に紹介した商品例も、ご自身の設置シーン(場所・予算・更新頻度など)に合うものを選んでみてください。海沿いならステンレスや防錆フレームのものを、夜営業ならLED内照式のものを選ぶことで、失敗のリスクを大きく減らせます。
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